2011年10月9日日曜日

壁にまた穴二つ

昨晩、夕食後くつろいで家族でおしゃべりをしていたとき、娘が来週の火曜日はテストが三つもあるとぼやいた。一つは漢字テストで、成績に対する割合が低いし、時間がないから勉強しないと言った。それに対して、夫がこうやっておしゃべりしている間に勉強したら?と言ったら、もう大変。娘が切れて、突っ張り棒で吊ってあったカーテンを引き摺り下ろし、ものすごい勢いで部屋に閉じこもった。娘の部屋からは嗚咽とドタドタとものすごい音。

今日のお昼に娘を起こした。なかなか起きてこない。夫とお昼ご飯を先に食べだしたら、娘も食べにやってきた。無言で三人で食事。先に終わった夫が「買い物に行って来る」と席を立った。

夫がいなくなるのを見計らって、娘がぼそっと「また壁に穴が開いた」と。

えっ~!5月に直したばかりなのに、と思いつつ、見に行ったら、あれまぁ、二つも大きな穴が開いている。また直さなければならない。うんざり。

ムカッと来て、「いい加減に自分をコントロールできるようにならなきゃいけない」と捨て台詞を残して、自分の部屋に引き上げた私。でも、待って。ここで娘を突き放したら、きっとまた食後に自分の部屋に戻って荒れるに違いない。

仕方なく、食卓に戻り、娘と話す。学校・進学の重圧があるのは分かるけれど、何とかバランスを取らなくちゃね。やれる範囲でがんばればいいんだからと落ち着いて話しているうちに、娘の気分も治まってきたみたい。

夕食時には、機嫌が戻っていて、受けたい大学の話などをするようになっていた。

さて、夫は何を買いに出かけたかと言うと、娘にあげる腕時計。17歳のお誕生日が昨日だったこともあるし、ろくな腕時計を持っていないから、買ってやりたいと以前から言っていた。で、一人でこっそりと買いに行ったらしい。数字面がピンク色のきれいな時計。若い子向き。日本では黒木メイサがイメージモデルのセイコウのルキア。こちらで売っているのはもちろん中国製。ちゃんとセイコウだけれど、ルキアのロゴはない。ルキアのセカンドバージョンといった感じ。

機嫌がいいのをみて、あげるチャンスと思ったらしい。私が箱にリボンを付けたのを、夫は取りに行って娘に手渡した。気に入ったようで、娘は喜んでいた。

とりあえず仲直りは出来たようだ。でも、後始末の穴ふさぎは私が手配しなければならない。あぁ、損な役。

0 件のコメント:

コメントを投稿