2011年12月11日日曜日

イントラムーロス、朝の散歩


朝7時に家を出て、マニラの歴史地区イントラムーロスを散歩してきた。

先日、母達を連れて来た時に、ちょっといい雰囲気のところがあって、歩いて見たいねと夫と話していたので、早速行ってみた。

7時半頃だと交通量もさそほどではなく、車もすんなり停められ、このところ曇りがちだから歩くのには最適だった。壁の上を歩けるところが何箇所かあり、その上に上ったり、壁に沿って歩いたり。



物売りもやって来ず、散歩する人たちに混じって2~3km歩いた。万歩計の数字は2500歩くらい。

第二次大戦中に破壊されているので、修復されているが、古そうな建物がいくつかあり、在比14年目にして初めて目にし、感動。でも、ほとんどがスペイン時代の建物ゆえ、フィリピン人の歴史と言うより、侵略者の歴史。それゆえなのか、もともと関心がないのか、マニラ観光の目玉になりそうなのに、整備・宣伝は今ひとつ。




イントラムーロス内の北方にある要塞自体は何度も行っているし、日本軍が占領し捕虜を閉じ込めたりした場所でもあるので、訪れてもいい気分がしないので、今回は行かなかった。物売りに取り囲まれるのも気分が悪いし。

帰りに、由緒正しいマニラ・ホテルで朝食。日本のGHQのトップだったマッカーサー将軍が育ち、大人になって戻ってきたときに滞在したホテル。

重厚なシャンデリアが並び、最近のホテルにはない重々しいロビーだった。

驚いたのは、次から次へと出てくる宿泊者の大半が韓国人。ラウンジでコーヒーを飲んでいたとき、聞こえたのは韓国語だけだった。日本の団体客はもうマニラ・ホテルには泊まらず、商業地区マカティにある近代的ホテル(ペニンシュラとかシャングリラ)を好む。でも、エキゾチックさや旅行気分を高めたかったら、古くて、不便な場所にあっても、こういう重厚なホテルがいいのかもしれない。

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