2011年9月2日金曜日

東大が「国際」を新設

東大が全部の授業を英語で行う、いわゆる「国際PEAK」コースを教養学部内に新設するというニュースは、日本では8月の初めに既に発表されていたらしいが、娘が友だちに聞いたのが今週初め。

娘が大学で専攻しようかと検討中の環境学がその新設コースの専攻に含まれている。もう一つの専攻は「国際日本研究」。これには全く興味がなさそう。

受験資格は日本語以外の言語で小学校で5年間、中高校で5年間計10年以上の教育を受けていること。

娘はもちろん該当する。

でも、難関。なんせ両コース、各15人ずつしか募集しない。しかも、受験するのは帰国子女ばかりではない。日本で学びたい世界の学生が競争相手。

すっかり受験する気になった娘。果たして、どうなるか。


私としては、、、、 東大は私の父の母校。姉も私も東大には縁がなかった。娘が合格したら、それは嬉しい。でも、正直言うと放射能が心配。それと、果たしてそこを卒業して、どんな将来が待ち受けているのか未知。

去年の今頃まで日本の大学に進むと息巻いていた娘だが、現実的なことを考え出し、進路をアメリカ・カナダの大学に修正した。

理由は、言葉の問題、文化の問題、日本の将来の問題、勉強のレベルの問題、等々。

日本の社会は変わってきているとはいえ、まだまだ男性優位の社会。ただでさえ、帰国子女でちょっと変な娘がその社会で、彼女らしさを失わずに生きていけるのかしら。会社で仕事をちゃんとやっていけるのかしら、と夫ともに心配していたから、「アメリカの大学に行く!」と聞いたとき、ほっとした。日本に帰ってきて欲しいけれど。


だから、この東大のコースは、またまたちょっとした嵐を我家の中で起こしている。

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